広告

カメラを見に行くついでに。ひさしぶりのお店に行ってみた、其の一、中野編。

人生経験が多い方が楽しいことって例えばこういうことだ。

そういえば前はあそこでよく遊んだりしてたけど最近は行ってないなという場所が山ほどある。

はじめて行った場所というのはもちろん目新しい発見があったり、単純に知らない景色をみたりそれは楽しいものだけど、ひさしぶりに行った場所というのはそれはそれで考え深いものだったりする。

何も変わってなかったらそれはそれで驚きもあるし、ガラッと変わっていたら、驚きと共に当時あったものを懐かしんで思い出を駆け巡らせながら移り変わりを楽しめたりするものだ。

少しさみしかったりする場合もあるだろうけど、何もないばかりの日常の中にたまには少しばかりのさみしさもあってはいいものではないでしょうか?

今日は14時半から実は最近毎週休みの日の恒例になっている歯医者で怖い思いをしてきた後に、ちょっくらカメラでも見に行こうと中野のフジヤカメラに行くことにした。

カメラは実は結構詳しい方なんですが、フジヤカメラには行ったことがなく、もっぱら都内の量販店ですましている方で、今回ひさしぶりに一眼でも買おうかと思い、カメラ好きの方々が集まるフジヤカメラってもしかしたらいい感じの掘り出しものがあるんじゃないかと思って行ってみようということに。

とにかくボディは安く買いたいなと。

中野を適当にぶらぶら歩いてたらみつかるだろと、時間がそこそこあることをいいことにあまり地図をみないでぶらぶらしたら結構ぐるぐるまわって、おかげでいろんなお店を発見出来ました(笑)

中野フジヤカメラの店頭写真

今回訳あってペンタックスのボディを安く買いたいと思ってるんですが、結論から言うと、最近は中古じゃなくてもすぐ型落ちになって新品が安くなるから、生産完了して安くなってる新品を買った方がいいかなといった感じでした。

5年くらい前のボディが中古で1万円台で売ってたりするんですけど、5年前ですからね…

エントリー機なら新品で量販店のポイント引いたら3万円台前半になるからわざわざフジヤカメラで買う必要はないかなって感じでした。

ただ今はもう売ってないオールドレンズが売ってたりするのでそういうのを探している人はフジヤカメラいいかもしれないです。

ネットだと中古の状態を確認出来ないですが、フジヤカメラならものを見て買えますから。

さて、早々用事がおわったのでそういえば中野にきたのひさしぶりだなと思って、一時期はバイトやらなんやらでよくきてたのですが。(たぶん10年ぶりとかそんな感じです。)

せっかくだから当時バイトの休憩中によく食べてたお店でご飯食べて帰ろうと思い立ち、何となくしか場所も覚えてないからネットで調べてその場所へ行くことにしました。

店の名前も憶えてないから[中野  親子丼]ってキーワード入れて探しました。

すぐにキーワードに検索が引っ掛かり、あーそうそうこんな店の名前やった、間違いない!さすがグーグル先生!と記憶も甦り確信に変わってそこの地図をみてその場所に行ってもないんですよね。

うーん、一本道間違えてるるのかなとそのあたりをぐるぐる、フジヤカメラ探すのにも結構歩いていたのでちょっと疲れてきた。

誰かに聞いてみようとそのへんのお店の呼び込みしてるホスト風のお兄さんに聞いてみたが、いやーわからないですねーとのこと。

一緒に地図もみてもらったが、この辺道が入り組んでるんで一本あっちの道かもと、いまいち信憑性は無い反応。

有難う御座いますとお礼を言って、一本あっちの道をまたぐるぐる。

違うお店の男性に聞いてみたけど、最近新しくできたお店の店員さんらしく、わからないですとのこと。

それはしかたないので、有難う御座いますとまたお礼を言ってそのあたり一帯をまたぐるぐる。

ちょっと疲れてきたから休憩したいなと思ってふと目の前のお店をみるとおしゃべり居酒屋なる店がある。

外から中は見えて、40代くらいの女性が一人カウンターの中に。

あの人と話しながら飲むのかな?と、これはおしゃべりな方ならきっと情報通に違いない。

休憩がてら一杯飲んで店を聞いてみようとドアを開けるとその女性は少し驚いた顔でこっちに話しかけてきた。

「えっ!スナックですけど?」

(何だ、おしゃべり居酒屋ってスナックなのかと思いながら)

「あっ、すいません、あの、このへんに旬っていう親子丼が食べれるお店知りませんか?」

(おしゃべりなのには違いないだろうから知ってる可能性が高いと思い、お金払わないものだけどちょっと道だけ教えてもらおうと聞いてみた。)

少しだけ間をおいて、確実に場所を知っている情報通に違いないその女性の口が動いた。

 

「知らないねー。」

 

マジですか!この人が知らなかったらだれが知ってるんだ?

もしかして以前僕が食べたと思っている親子丼は思い過ごし?

でもネットでも情報出てくるし。

しょうがないのでその女性にも有難うございましたとお礼を言い、本当にあるのかどうかがあやしくなってきた、思い出のお店を探す為にまた歩きはじめた。

あのスナックの女性でも知らないとなるとこれはそこらへんの人に聞いてもわからんやろなーと思いつつ、というか私33歳なんですけど、そんなにスナックの扉を開けるとびっくりされるもんかね?たしかに同級生の友達でスナックに行ったという話しは聞いたことがないな。

仕事帰りに行くイメージがあるし、今日は休みで私服だしな。

スナックって何歳くらいから行くようになるもんなんだ?

と疲れもあり、どうでもいい疑問が湧くようになってしまっている。

これは自分の記憶を頼りに、ここで間違いないはずと思っている場所のお店の人に聞いてみることにした。

僕の記憶ではそこに親子丼屋さんがあった場所には、何だかにぎやかな居酒屋のようなお店があった。

親子丼も外のメニューに書いてあるのだけど、店の大きさや雰囲気が違うのでこの店ではないということはわかる。

でもここだったような気がするからとドアを開けて中にいる店員さんに聞いてみた。

「すみません、このへんに旬っていう親子丼が食べれるお店ないですかね?」

店員さんは即答で答えてくれた。

「&%$%$#%%潰れたよ。」

前半部分は早口で聞き取れなかったけど、潰れたという言葉ははっきり聞こえた。

びっくりして、はっきりさせたいと思い。

「えっ?何年くらい前に潰れたんですか?」

と聞き返した。

「結構前でわかんない。」

「そうですか…有難う御座いました。」

思えばそのお店も親子丼をつくっており、数年前に潰れたライバル店を探しにきたやつなんてあんまりおもしろいやつではないはずだ。

そんな中、よく教えてくれたよ、有難う。

たしかにそこは、僕が探していたお店よりもはるかにでかく、繁盛もしている。

きっと料理もおいしいのだろう。

今日はちょっと行く気にはなれなかったけど、今度行ってみたいと思うよ。

どんなにいいものだったとしても時代の移り変わりで以前はそこにあったのもがなくなっていたりすることはある。

そんなことは当たり前だけど、今夜は他の親子丼は食べる気にはなれない。

僕の周りには沢山いる、10年前のカメラを大事に使っている人の気持ちが今なら分かる。

新しいカメラも良いのは分かってるけどねと。

今夜飲む赤ワインが、きっと次に食べる美味しい親子丼を口に運ぶ為の準備をしてくれるだろう。

広告を非表示にする